和気あいあいちゃん

女子大生の日記

水の都ヴェネツィアにて。


漫画、ARIAを知っていますか?今の地球をもとに居住可能となった火星の舟漕ぎ人のお話。話の舞台はイタリアのヴェネツィアとなっていて、私は中学生の頃からその場所にずっと憧れていて。
家族で昔から旅行には出ていたけれど、私が身体が少し弱くて旅先ではいつも体調を崩していたので近場の国ばかりで、ヨーロッパが私達の旅先の案に出てくることはなかった。

高校に入学してからはそれなりに身体も丈夫になったけれど、妹が全国大会に行くような部活でずっと忙しくて、なかなか機会がなかった。
今回ようやく、家族の都合もあって妹の高校卒業祝いを兼ねて憧れの地を訪ねることができたよ。

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11時間のフライトを終えて、たどり着いた時イタリアは真夜中で、それでも街灯に照らされる水の都は、長いフライトで疲れてる私を生き返らせるのに充分な美しさだった。

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私たちのホテルはかのサンマルコ広場から徒歩3分ほどの場所にあった。サンマルコ広場は世界で一番美しい広場だと、ナポレオンが言ったそう。そのサンマルコ広場を朝から心地よい風を浴びて歩むことのできる私たちはきっと、その朝世界で一番しあわせな人間だったと思う。

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ヴェネツィアでは、公道がなく水路のみ、したがって車や自転車がないので移動方式はヴァポレットと呼ばれる水上バスやクルーザー、ゴンドラがほとんどです。ミラノやフィレンツェの移動は大きな駅にいくと鉄道があるよ。

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作中にも出てくるため息橋。この橋の下で夕暮れにキスしたカップルは一生幸せになれるんだとか。

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私たちは水上バスでサンミケーレ島とムラーノ島ブラーノ島を周った。
サンミケーレ島は墓地だから、撮影が禁止だったのだけど、わたしはこの3つの島で一番好きだった。美しい造花たちと白を基調とした墓石の島。日本の墓地とは全くイメージが違って、死すら緩やかな柔らかなものに思えた。

そしてムラーノ島、ここはガラス職人の住む島で、ここでは伝統のムラーノガラスの腕がずっと受け継がれている。
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私はここでしか買えないレースグラスのアンティークの瓶を購入したよ。香水と一緒に今は飾ってある。

そして、ブラーノ島はとてもカラフルで明るい島だった。どこの家も隣と配色が違くて、パレットの上にいるようなそんな島。自分の好きな色はどれ?どんな家に住みたい?そんな想像がワクワクと膨らむような素敵な場所。

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女の子はこういうの好きだよね。わたしも大好き。イタリアに行く女の子にはぜひ行って欲しい島です。

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おっと。忘れちゃいけない。
ヴェネツィアでは2月末から3月にかけてカーニバルがあるのは知ってる?その時期は、街中を多くの人が仮面と仮装をして歩くよ。仮面職人がいて、わたしもそのハンドメイドされた仮面を二枚購入したの。とってもいろいろな種類があるからすごい悩むよ。

ヴェネツィア、とってもご飯も美味しかったな♡ 地中海料理やチーズ、ワインも美味しくてとても幸せだった。
ヴェネツィアにはヴェネツィアにしかない密造酒があって、フラゴリーノって言うの。それってイタリアのスーパーにも同じ名前のものが売ってるんだけど、それとは違くて、シロップとか入れてないのに苺の味がするワインなの。
あるバルでしか売ってないんだ。それを購入して帰国後に楽しむのも素敵です。


母と妹と父方の祖母と行ったけれど、多分これからわたしが就職したらこうやって家族で外国へ旅行出来ることもそうなくなるんだろうな。仕事辞めるとしたらきっと結婚して子供が出来たらだろうし。そうしたらきっと育児に追われる日々だ。
離れた地に住む家族とあとどれくらいの間一緒に過ごせるんだろう。


ヴェネツィアだけでなくてフィレンツェも堪能したのだけど、それはまた今度。。